メガネの取り扱い説明&注意事項
~メガネを安全にご使用いただくために~
誤った使用方法や、保管の仕方はフレームやレンズの損傷につながるだけでなく、事故やケガの原因になります。
正しい知識を持ち、メガネを安全、快適にご使用ください。
メガネ一般
メガネを新しくすると慣れるまでお時間がかかりますので、ご注意ください。
メガネを新しくすると、初めのうちは実物より大きく見えたり、小さく見えたり、距離感がくるったりします。
また、傾いて見えたり、歪んで見えたりすることもあります。
メガネに慣れるまで、充分にご注意ください。
※メガネに慣れるまで階段の昇り降り等の段差のあるところの歩行には手すりを利用するなど、視覚以外の安全策を心がけてください。
※交通事故や重大な事故が発生する危険があるため、自動車の運転はもちろん、特殊車両の操縦も慣れてから行ってください。
衝撃によるメガネの破損にご注意ください。
・ガラスレンズはもちろん、プラスチックレンズも強い衝撃にがあれば破損し、破片で眼や顔を負傷する可能性があります。
危険ですので衝撃を加えないでください。
・激しいスポーツでのメガネの使用は危険ですので、使用しないでください。
サッカーや柔道などの接触プレーのある激しいスポーツや、ボールや固いものがぶつかる可能性があるスポーツの場合、レンズが破損し、破片でケガや失明の原因となります。このようなスポーツの際は保護具(ゴーグルなど)と併用してください。
メガネに急激に熱を加えないでください。
メガネは高温(60℃以上)にさらされたり、急激な温度変化が加わると、フレームの変形やレンズのコート膜にヒビ割れを起こしたり、レンズ度数が変化して見づらくなることがあります。
また、フレームの変形によってレンズが脱落する恐れもありますので、ご注意ください。
※熱湯で洗浄したり、ヘアドライヤー等の熱風を当てたり、サウナ等では使用しないでください。
※高温になったアイロン、油、ストーブなどには近づけないでください。
※夏の炎天下の車内は70℃~80℃にもなります。車内に長時間放置はしないでください。
メガネの取り扱い方
・メガネの掛け外しは、必ず両手で行ってください。片手で掛けたり、はずしたりすると、フレームにゆがみが生じて、かけ心地が悪くなり見え方にも影響します。また、この時テンプルの先端で眼を突かないようにご注意ください。尚、折りたたむ時は左側のテンプルから折りたたむのが基本です。
・汗、レモンなどの果汁、油、ヘアスプレー、整髪料、化粧品、薬剤(トイレ、浴用洗剤)、カビ取り剤、アルカリ性の洗剤、酸性洗剤などがついた時は、すぐ流水で洗い流し拭き取ってください。そのままにしておくと、レンズにシミなどが残り取れなくなります。また、フレームの金属部分のサビや素材の劣化、樹脂の変色・変質の原因にもなります。
・アルコールや薬品等でフレームを拭かないでください。樹脂の変質、変色の原因となる事があります。
・レンズを拭く場合、拭く方のレンズのふち(リム)を持って拭いてください。右のレンズのふち(リム)を持って左のレンズを拭くと、フレームが歪んでくることがあります。ご注意ください。
・レンズを拭いていて、レンズがカタカタと動くような感じがした場合、ネジがゆるみ出している可能性があります。そのまま続けて使用すると、レンズが脱落することがありますので、すぐに調整にお持ちください。
・テーブルの上などにメガネを置く時は、テンプル(つる)をたたんでレンズ面を上にしておいてください。
メガネの保管のしかた
・就寝時、メガネを外した時は、メガネケースやメガネスタンドに入れて保管してください。
メガネを無造作に床や畳の上に置いておくと、誤って踏んだり、落としたりして破損や変形の原因になります。
・持ち運びの時などは、なるべくハードケースに入れて保管してください。
※凸レンズは集光作用があり、太陽光が当たると周囲を焦がす恐れがあります。そのままの状態でレンズに太陽光の当たる場所に放置しないでください。
※防虫剤、トイレ用洗剤、化粧品、整髪料、薬品などといっしょに、密閉された状態で長時間保管しないでください。レンズ、フレーム共に劣化し、変質、変色の原因となります。
定期点検
・フレームやレンズは経年変化により、材質が劣化します。フレームは表面の塗装のはがれや、プラスチック部分のヒビ割れや、変色が起こることがあります。
レンズは収縮、変色などが起こる場合があります。また、パット(鼻当て)やモダン(先セル)等は消耗品です。1年に1度を目安に点検してください。
・メガネは使用しているうちに、ネジがゆるんだり、掛け心地が悪くなったりする場合がありますので、3ヵ月に1度は定期点検をお勧めします。また、度数の進行により、レンズが合わなくなる場合もあります。1年に1度は視力検査の為にご来店ください。
予備メガネのおすすめ
メガネは突発的なトラブル(レンズの脱落や破損等)により、使用不能になることがあります。
車の運転や旅行の際には、スペアのメガネを身近に用意されておくことをおすすめいたします。
日常生活で良い視力を保つために
・長時間におよぶ近業を避け、時々遠方を見て、目の調節を休めましょう。(1時間の作業に対し、10分間~15分間程度目を休めましょう。)また、充分に睡眠をとりましょう。
・近業時には、体の姿勢を正しくして、頭を前に曲げないように心がけましょう。
・読書やデスクワークをする時は、目から30cm~40cm程度離しておこなうようにしましょう。
・テレビは16インチ程度の場合で、3m程度は離れて見るようにし、1時間見たら、10分間~15分間程度目を休めましょう。
・OA機器での長時間の作業には、コントラストを向上させたり、紫外線や電磁波をカットしたり、蛍光灯などの外光が画面上に映り込まないようにするVDTフィルター等があります。それらを利用するのも良いでしょう。
・照明は室内灯と手元のスタンドを併用し、スタンドはきき手の反対方向から照らし、蛍光灯なら、15W~20Wの明視スタンドを使用しましょう。